これからGTフィッシングを始めたいと思っている男性がどんなタックルを揃えて行けば良いのか?
【タックルバランス】【オススメのメーカー】【タックルの選び方】について紹介します。
男性がまずそろえたい1本目のGTタックル
GTキャッチへの近道は【自分にあったタックル選び】が大切!
GTフィッシングは100gを超えるルアーを1日に何百投もします。
それなのに1日中キャストを続けても釣れないことの方が多いのがGTフィッシングです。
下記に載せている表はGTフィッシングで男性が使っている一般的なタックル情報です。
まずは一般的に基準とされているタックルを紹介します。
GTフィッシングで男性が使っている一般的なタックル紹介
ロッド | GT・ヒラマサのキャスティング用で販売されている 8〜8.6フィート前後のロッド |
スピニングリール | オススメ ■SHIMANO STELLA SW14000XG/SW18000HG ■DAIWA 旧SALTIGA 5000H/6500H ■DAIWA SALTIGA 14000XH/18000H(2020モデル) 下記のリールクラスまでが良い ■SHIMANO TWIN POWER 14000XG ■DAIWA CATALINA 5000H/6500H (ラインが最低200メートル以上巻けるもの) |
ライン | PE6〜10号クラス 初心者は6号がオススメ (少ない力で飛距離が出るため体力的に有利) |
リーダー ナイロン | 130〜200ポンドクラスを3ヒロまで (自分の両手を伸ばした幅3回分くらいまで) 長すぎるとトラブルに繋がる。 |
ルアー | ポッパー・ペンシル・シンキングルアーなど 重さが80〜200g程度 |
ロッドの選び方
【GTを釣るならGTロッド!】ではなくなってきたのが近年のGTフィッシングスタイル
(ヒラマサロッドを使っている人も多い。)
ロッドを選定する時には以下の内容を重視すると良いです。
■自分がメインとして投げるルアーの種類を決めておく
ポッパー・ペンシル・シンキング
使いたいルアーに合わせたロッドの調子(硬さや曲がり具合)を選ぶと良い。
例)ポッパーであれば先が固めのロッドがポッピングしやすい。
一方ペンシルは先が堅いロッドを使うとルアーが水面から飛び出したりと扱いにくい。
とにかく1日中投げないと釣れないので初心者は100g前後のルアーを投げられるロッドがオススメ。
■自分の体力や体格(体重)に合ったタックルを選ぶ
魚が【大きい・強い】からといってヘビータックルを選んでも扱えなければ意味がない!
無理をすれば魚に引っ張られて海に落水するという危険性も考えて、自分が扱えるロッドを選ぶことが重要です。
■Ripple Fisher(リップルフィッシャー)のオススメロッド
Ultimo(ウルティモ)シリーズ
- 79M Nano
- 83M Nano
- 80MH Nano
- 711ML
- 83ML
Aquila (アクイラ)シリーズ
- EX 83-6
■3ピースのAquila EX 83-6(ヒラマサ・キハダマグロ用)
■Ultimo 711ML・83ML(ヒラマサ・GT用)
女性でも扱いやすいロッドなのでこれからGTフィッシングを始めようとしている男性にもオススメです。
リールの選び方
GTフィッシングツアーでは数日間ルアーをキャストし続けます。
(1日だけで何百投もします。)
ドラグ性能だけでなく過酷なキャストやファイトに耐えられる強度のリールを選ぶことが重要になります。
【リールのオススメ】
- SHIMANO STELLA SW14000XG・18000HG
- DAIWA SALTIGA 14000XH・18000H
- DAIWA 旧SALTIGA 5000H・6500H
SHIMANOならTWIN POWER (ツインパワー)・DAIWAならCATALINA(キャタリナ)までのランクで選んだ方が安心です。
ラインの選び方
GTフィッシングは飛距離が大切!
■細いラインの方がルアーを飛ばせる距離が長くなる
■誰よりもキャスト数を増やせるように身体に負荷の少ないラインの号数を選択する
(軽いルアーは細いラインを使った方が投げやすい。)
初心者はラインを6号から始めるのがオススメです。
■慣れてくれば8号の方がメンテナンスは楽
GTフィッシングは1日のキャスト数が多く摩擦によりラインの劣化が他の釣りと比べて早くなるため。
■8号などの太いラインを使っている方が安心
GTフィッシングでは魚がヒットした際、根回りから魚を遠ざけるために船で引っ張ってフォローを入れてもらうことが多いため。
PEラインのオススメ(メーカー紹介)
- VARIVAS Avani casting PE SMP×8
バリバスアバニキャスティング - SHIMANO OCEA8
シマノオシア - ロンフォート オッズポート WXP1 8
PEラインは金額が多少高くなっても細くて強度の強いメーカーを選んだ方が良い。
安いPEラインは品質にバラツキがあったり、長期間使用するとダメージを受けやすいです。
自分に合ったGTタックルの選び方(まとめ)
GTフィッシングは大きなルアーの方が大きな魚が釣れるわけではない!
- ルアーは何gまで投げられるのか?
- ドラグ値は何kgまで耐えられるのか?
体格や体力など自分に合ったタックル選びが大切です。
初めてのGTタックル1本目を選ぶにあたって(オススメは以下の方法)
■GTフィッシングに詳しいお店に行って自分の体力・体格に合ったタックルを教えてもらう
■釣行までの日数に余裕がある人はフィッシングショーやその他メーカーの展示会を利用して実際にロッドを曲げてみる
GTフィッシングに詳しいスタッフがいるので話を聞いてみるのも良い。
■ショップなどの試投会に参加する
■どの海域でGTフィッシングをやってみたいかを伝え場所に応じたタックルを選ぶ
■「GTやっている人はみんなこれを使っているよ」という情報で勧めてくる店員さんは信用してはならない!
体力に自信の無い人は女性にお勧めのタックルを参考にしてもよい。
初めてGTフィッシングに挑戦する人は上記のタックルよりも更にライトな物を選んでも良いです。
女性に教えたいGTタックルの選び方!の記事も参考にしてください。
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実際にGTフィッシングをメインでやっている男性が使っているタックルの紹介は、下記の別ページで紹介しているので参考にしてください。
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【GT=パワー重視のタックルが本当に必要なのか】について
GT=大きなルアー(ポッパーがメイン)を投げファイトもパワー重視の硬いロッド!
「最低でもPE8号に大きなポッパーを投げられる硬いロッドが必要だ!」という船長は、海外では今だに多いと感じます。
それはアングラーがしっかりとそのタックルを扱える体格や体力を持ち合わせているということが前提であり、日本人と外人では身体の作りが違いすぎるので無理があるとのでは?と思うことも。
しかし言っていることが全て間違いというわけではありません。
何故かと言うと、海外国内関係なくGTがヒットしたポイントによっては船で引っ張ってフォローを入れてもらう事があるからです。
大きな魚と潮の流れ・船で引っ張られることによる水の抵抗などによってラインにかなりの負荷がかかるため、その不安を船長やアングラー共に感じることなくファイトを行えるのはやはり少し太めのラインで魚を浮き上がらせるロッドのパワーが必要になります。
これらの情報も頭の片隅に入れた上で自分に合ったタックル選びを行って欲しいです。